労働力としての自閉症スペクトラム

ASD/ADHDの自己監視ブログ。

アサーションでコミュ力UP!

うちの会社には「3年目研修」という、

「新卒3年目社員がこれまでの歩みを語らい、今後のキャリアビジョンを描く」

といった研修がある。

 

先輩に参加の旨を伝えると、

「え!田中ちゃん3年目だっけ!?!」と驚かれ、

「キミは社員というより、インターンって感じだなあ ( ´ ▽ ` )ノ」と言われた。

 

...むむっ( ̄へ ̄井) 

 

3年目らしからぬフレッシュさを醸し出しつつも

「いざ研修!」と持参物を見てみると、

そこにiPadと記載があった。(※会社貸与物)

「事前課題として、iPadのワークシートにモチベーショングラフを描いてきてください」とのことだ。

 

 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノハッ!

 

 「iPadを持って本州に飛ぶだなんて、

それを失くして顛末書を書け、と言うとるもんじゃないかい!!」

 

数々の貴重品紛失劇から学んできた私は、早くも危険な匂いを察知。

速やかに当局に一報を入れた。

 

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すると担当の方からお返事を頂き、、、

 

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...断られた!! ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 

めげずに私も、

 

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と、角が立たない程度に自己主張。

 

それを受け担当の方は、

 

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と言ってくださった!!


感謝~!! なんて優しいんじゃ...(T_T) 

 

そして本日は、自分にも拍手を送りたい。

それは、このやり取りの中で、デイケアで練習してきた

アサーション・トレーニング」を生かせたからだ。

 

ここでいう”アサーション”とは、

「自分の気持ちや考えを素直に、その場にふさわしい形で表現する方法」である。

私はこれに関する講義を5回(計7.5時間)受け、日々のデイケア生活で実践してきたのだっ!

 

例えば、「アサーションの分類」という講義の中で、

以下3つのコミュニケーション方法を学んだ。

①アグレッシブな方法・・・自分中心に考え、相手のことはまったく考えないやり方

②ノンアサーティブな方法・・・自分の感情を押し殺して、相手に合わせるやり方

③アサーティブな方法・・・自分の気持ちや考えを相手に伝えるが、相手のことも配慮するやり方

 

今回私は「③アサーティブな方法」を取ることで、

最終的に「iPadを持参しない」といった目的を果たすことができた。

 

以前なら、「②ノンアサーティブな方法」で

「承知しました。紛失しないよう気をつけて持参します」と泣く泣く返信し、その後もやもやした気持ちになったり、

機嫌が悪ければ「①アグレッシブな方法」で

「承知しましたが、失くしても私は知りませんからね。だって打診したけど断られたんですもん!」と相手を困らせてみたり、していたかもしれない。。。

 

ところがどっこいこの度は、

「自分は不注意な人間であり、再発防止に努めたいのでお願いしている」ということを

しおらしく、適切な表現で伝えられたのだ!!(と自負している)

 

 

.・・・ ということで、無事研修に行ってくることができた。

 

研修は、今後のリーマンライフに役立つであろう充実した内容だった。

またそこで、2年前に受けた「入社1年目研修」の際、

自分の横柄な態度を見かねて研修後タイマンで説教してくださった

講師の方にもお会いでき、「頑張ってるね」と労いの言葉も頂けた。

 

以上、

 

私のコミュ力の源である”アサーション”。

皆さんも生活に取り入れてみたらどうだろう。

 

 

■reference

アサーション(あさーしょん)とは - コトバンク

適切な自己主張『アサーション』─相手を傷つけずに言いたいことを言う技術 - NAVER まとめ

http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/assertion1.htm